でわひさしの日記

世の中、教育、仕事、趣味などに関して、日々感じたこと・考えたことをつらつらと。

これからの社会で求められる人材を考える。(「採用基準」・「デザインが奇跡を起こす」を読んで)

この数日、2冊の本を読んでいました。

どちらの本も今から10年ほど前に、それぞれの本が発刊された当時に読んでおり、非常に感銘を受けたので本棚に残していました。

社会人になる前後で読んでいたのですが、社会人歴10年に差し掛かろうというタイミングだったこともあり、改めて読み直してみようと思いました。

 

今回はまずそれぞれの本の紹介をしたうえで、私なりに考えたことを最後にまとめます。

もし私の考えたことのみ読みたい人は、以下の目次から飛んでください。

 

何を読んだのか?

どちらの本も確実に良書なので、一度読んでみる価値はあると思います。 

ただし、毛色の違う本なので、その点はご注意ください。

採用基準

採用基準

 

 

 

本の紹介

まずはそれぞれの本を簡単に紹介していこうと思います。

「採用基準」 伊賀泰代 ダイヤモンド社

採用基準

採用基準

 

 著者は伊賀泰代さんという方で、グローバルな経営コンサルティングファームであるマッキンゼー社で採用マネジャーを勤められた方です。

コンサル業界では知名度No.1の会社で採用を担っていて感じている「就職希望者が誤解している入社条件」と「グローバルに活躍できる人材に求められる要件(=マッキンゼーの採用基準)」とのギャップを軸にして、どのような人材が世の中に求められているのかを言及しています。

 

特にリーダーシップについて多く言及しています。(むしろリーダーシップの本と言っても過言ではない)

「リーダーシップ」という言葉をどのように捉えるのかは、日本と欧米には大きな乖離があり、日本におけるリーダーシップは「めんどくさいもの」「利得を得るもの」といった誤解も生じていることから、日本ではリーダーシップ教育がなされていない点を指摘しています。

その結果、リーダーシップの無い人材が日本にはあふれており、「グローバル人材※」に求められる要素が欠如した状態に世の中がなっていると述べています。

ここで指す「グローバル人材」は、単なる英語話者という意味ではなく、地頭が良く、リーダーシップも発揮できる英語話者を言います。

リーダーシップが欠如したまま管理職等の”リーダーシップが求められる(っぽい)”職種に就いたとしても、適切な動きをとることができず他国と比較して遅れが出ている。また、逆から見れば管理職のような役割につかない限りは”リーダーシップは求められない”という誤解を生んでいる、と著者は述べています。

 

リーダーシップは持って生まれた天性のものではなく、マッキンゼーでは育成することで鍛えることができることから「トレーニング可能」なスキルとして考えており、世の中で活躍することのできる人材になるためには、リーダーシップを身に着けることが急務である、と述べています。

 

書籍の中には具体的な”リーダーシップ”について書かれていますので、興味のある方は読んでみてください。

 

「デザインが奇跡を起こす」 水谷孝次 PHP研究所 

デザインが奇跡を起こす

デザインが奇跡を起こす

  • 作者:水谷 孝次
  • 発売日: 2010/01/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

著者は水谷孝次さんという方で、水谷さんの自叙伝のような本です。(もう紙の本は絶版のようです。)

私が就職活動中にお世話になったベンチャー企業の経営者の方から、一度読んでみるとよいと言われ、書籍をいただいたことで知ったのがきっかけです。

水谷さんは戦後まもなくに名古屋で生まれ、デザイン事務所で働かれたます。

時代が今とはかなり異なるため、想像できないところもありますが、かなり激務な状態で働き詰めの生活を送ります。その時に「自分が決めたことをやりきる」ことを徹底しており、事実上司との関係とかは関係なく、良いと思ったこと・必要だと思ったことを徹底して実行していきます。

その後、31歳の時に事務所を独立。様々な経験を積んでいたこと・人脈もできていたこともあり、仕事は多忙ながらも着実に成果を出し続けていました。

(デザインは分からないのですが)様々な賞も受賞しており、大手企業・大手広告代理店とも複数の仕事をやっていたことからも、日本の第一人者と言われるようなレベルにまで達していたのだと思います。

 

しかし、そのままでは自分が本当にやりたいこと・幼いころから抱いていた世の中に対する思いをぶつけることができない!と考え、仕事の路線を一気に切り替えます。

そこで、出てきたアイディアが”MERRY PROJECT”でした。

「Merry」とは、Happyほど明確に肯定している単語でもなく、ネイティブに聞いてもはっきりと意味をこたえられる単語ではなく、良い意味で抽象的な単語でした。

そこで「あなたにとってMerryとは何ですか?」と問いかけながら、世界各国の人たちとコミュニケーションをとっていく、という取り組みを開始しました。

 

その結果、日本だけでなく、イギリス・アメリカにも広がり、2005年に開催された愛・地球博や2008年に開催された北京オリンピックにもMERRY PROJECTが関わることになっていきます。

 

そういった取り組みをどのように推進してきたのかが書かれているのが本書です。

MERRY PROJECTは以下のURLからもどういったものかを知ることができるので、良かったら見てください。とても素敵な取り組みなので、ぜひ!

www.merryproject.com

 

これからの社会で求められる人材を考える。

AI・人口知能というキーワードが世の中に出回っていることもあり、「これからの社会を生き抜くための人材」といったテーマの議論は様々行われていると思います。

これまでの社会は「問題解決」人材を求めてきたが、これからは「問題発見」人材が必要だ!などです。

そのどれらも間違っているとは思いません。そもそも未来のことなので「間違っている」と明言する根拠がないです。

 

この2冊を読んだばかりで影響をかなり強く受けていますが、

熱意 × リーダーシップ × 問題解決力

この組み合わせが、これからの社会で求められる能力じゃないないかと思います。

(なんだか稲森和夫さんのやつをパクった感がありますが。。)

 

「採用基準」を読んでいるときには、リーダーシップ × 問題解決力

「デザインが奇跡を起こす」を読んでいるときには、熱意 × リーダーシップ

を感じました。組み合わせただけなのですが、

熱意 × リーダーシップ × 問題解決力  です。

 

(数学的には一緒ですが)なぜ最初に熱意が来るか、なのですが

何を為そうとしたときにも「熱意」ほど重要なものはないと感じているからです。

熱量が弱ければ、少しの風で消えてしまいますが、熱量が大きければ多少の風では消えません。

水谷さんがすごいのは、北京オリンピックでMERRY PROJECTで撮影した写真を使ってもらうまでの経緯です。

誰にお願いされたわけでもなく、「これは俺がやらなきゃ誰がやる!!」と強い意志をまず水谷さん自身が勝手に持ちます。その後、北京オリンピックの大会委員会に駆け寄り、断られ、何度も断られ、最後には北京にまで行ってしまって、直談判しても断られ、それでもあきらめず、最終的には採用となる。

ここまでの行動を起こし、成果を出したのは熱量があったからこそだと思います。
(勝手に想いを持つあたりもすごいと思います。)

 

また、これは同時に自分自身にリーダーシップスキルを使っています。

採用基準で何度となく書かれていたリーダーシップですが、何事も自分事化して、そこに貢献できるように考え、行動していくことは、まさにリーダーシップです。

それをたまたま他人ではなく、まず自分に対して行っています。その後、オリンピック委員会の人たちにも、オリンピックを良くするためには自分の作品を使うべきだ!と持ち掛け、他者を動かしていきます。(しかも、北京オリンピックで動かした相手は、あのチャン・イーモウ

これはリーダーシップの発揮以外の他にありません。

ある種「問題発見」スキルもこの中には含まれるのかもしれません。

 

しかし、熱量とリーダーシップがあっても、目の前にある問題を解決していくことができなければ成果は出ていきません

実際に起こる問題は、政治・人間関係・経済等の様々な要因が複雑に絡んだ結果生じているため、決して簡単に解決していくことができるわけではありません。

水谷さんの場合は、デザイナーとしての実力(=問題解決力)をすでに十分身に着けていたことも、成功の要因にはあったのではないでしょうか。

また、伊賀さんの書籍内では重点を置いて説明されていませんが、「問題解決力」を決して軽視しておらず、「地頭が良い」と表現されている中に含まれています。

 

何より、熱量×リーダーシップ×問題解決力の3要素は、人工知能には置き換えできません。

もちろん今後の人工知能の進化によっては可能性がゼロではありませんが、

人を動かすのは、やはり人であり、その中心にいつでも立てる状態を作ることが、これからの社会で求められる人材になることではないか、と考えています。

 

おわりに

正直に言えば、今回この2冊の本を読んでいて、自分は反省ばかり、、、という感じでした。

他者から見たときに、この3要素が自分に身についているかをどう評価されるのかはわかりませんが、自身による評価では「まだまだ」という気持ちが出てきました。

今回、これらの本を読んだのがだいたい10年前くらいだったので、10年後にこの本を読んだときに「そうだよな、俺も当然そうしてる!」と胸を張れるようなレベルになっていたいと感じています。

どなたが読んでも、何らかの気づきがある本ではないかと思うので、読んだことがなければ、ぜひ一度読んでみてほしいな、と思います。

では。 

採用基準

採用基準

 
デザインが奇跡を起こす

デザインが奇跡を起こす

  • 作者:水谷 孝次
  • 発売日: 2010/01/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

www.merryproject.com

 

【レビュー】ボールペン「ROMEO/ロメオNo.3 太軸 イタリアンアンバー」をいただいた

最近仕事がバタついていたせいで、ブログの更新がかなり空いてしまいました。

不思議なもので、しばらく書かなくなると、書くきっかけが見つけられなくなり、負のループに陥っていく感じがありました。

 

今回、高級ボールペンをプレゼントとしてもらったので、せっかくなら記事にしてみようと思います。

 

もともと万年筆やボールペン自体には興味が強いのですが、改めて自分の引き出しを開けてみると、使い切れない量のボールペンたちがいるわけです。

これって文房具好きな人の”あるある”なのかもしれないですが、実際に使い切れるとは思えない数のボールペンや紙が家にあるんですよね。

在宅勤務が始まってから、家にあるやつを少しずつ使っていたのですが、100円ボールペンですら使い切るのには果てしない道のりなのです。。。

 

話が逸れてしまいました。

今回「ROMEO/ロメオ」というボールペンをいただいたので、紹介します。 

 私の誕生日は12月なのですが、その誕生日プレゼントを奥さんからもらいました。

以前からROMEOというシリーズには興味があり、私自身も友人への贈り物としてプレゼントをしたことはあります。

 

ROMEOというブランドは文具店の老舗である伊東屋が出しているブランドです。

その中でも、現在では一番有名だと思われるのがこのボールペンです。

以下、伊東屋の特設サイトです。

www.ito-ya.co.jp

 

そもそもボールペンには100均で買えるもの~数万円する高級なものまで、さまざまあります。

万年筆と違って紙と接する部分は、交換可能なリフィルのため、ボールペンの価格を決める要素は、万年筆ほど複雑じゃないと思っています。

  • ブランド
  • ボディのデザイン・素材
  • ボディの機構の複雑さ

大まかにいえば、このくらいだと思います。

万年筆ほど個体差を気にしなくてよいので、オンラインで購入しやすいのもボールペンの特徴だと思います。

 

 

上記で上げた価格に影響を与える要素の中で、一番影響を与えるのはもちろん「ブランド」です。

 ROMEO自体は低価格帯のブランドではないですが、モンブランやS.Tデュポンのようなブランドと位置づけは違います。

(ファッション系に詳しくないので、適切ではないかもしれないですが、モンブランがヴィトンだとすれば、ROMEOはコーチくらいでしょうか。)

 

今回いただいたものを写真をいくつか載せておきます。

(変に編集してないので、写真と実物の色合いはほぼ一緒だと思ってもらって大丈夫です。)

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ちゃんとした箱に入っています

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ペンの外観はこんな感じ。光の当たり方によって見え方が変わります。

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中央には”ROMEO”のロゴがあります。クリップはPILOTのものに似てます。

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繰り出し機構はペン高等部の(腕時計の)竜頭のようなところを回します。

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私は手が大きめですが、太軸でちょうどいい感じ


「イタリアンアンバー」というカラーですが、茶色とオレンジの間くらいの色合いです。

色の薄めなところはオレンジっぽいですし、濃いめのところは茶色という感じで、マーブル模様にきれいにグラデーションしています。

アクリル樹脂でできているのですが「安っぽい感じ」は全くなく、非常にきれいな色合いです。 

 

ビジネスでも使えるようにと思ったので、華美になりすぎないこの色を選びました。

 

 

また、軸の太さが細軸と太軸の2種類あります。

店頭でどちらも試してみたのですが、どちらを使っても違和感はありませんでしたが、

普段使っている万年筆が太めだったので、今回はそれに合わせる意味でも太軸にしました。

細軸よりも安定しており、普段太めのサイズで字を書いている人であれば、太軸のほうが良いかなと思います。

 

ペンの書き心地ですが、ROMEOはeasyFlowと呼ばれるインクを用いており、非常になめらかです。

ROMEOといえば油性ボールペンという印象を持っていましたが、今はゲルインクボールペンになっているようです。

今回ニーモシネに書いてみた結果がこんな感じです。

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ニーモシネに書いてみた

0.7mmという太さもあり、インクフローは全く問題ないです。

リフィルに微妙に個体差があるのか、試筆したときにはペンによってインクフローが異なっていたのは多少気になるポイントです。

(ちなみに、ニーモシネはニーモシネで書きやすく裏抜けしないのでお勧めです。)

 

最近は在宅勤務で万年筆を用いることも多いですが、出先ではやはりボールペンを利用することは多いので、今後このペンとは長く付き合っていきたい!と思わせるものでした。

 

もう少し使ってみたら結果をまたまとめてみようかと思いますが、手に入れた瞬間ではこんな感じです。

 

では。

 

以下に、今回名前を出したものを載せておきます。

 

 

 

マルマン ノート ニーモシネ A5 方眼罫 N182A

マルマン ノート ニーモシネ A5 方眼罫 N182A

  • 発売日: 2015/02/16
  • メディア: オフィス用品
 

 

【在宅勤務】自宅の作業用椅子を選ぶ5つのポイント(おすすめのオフィスチェアも紹介します)

在宅勤務の期間も長くなってきたことから、自宅用の作業用椅子を買い換えました。

今回、椅子を購入するにあたって検討したポイントを5つご紹介します。

また、私自身が選んでいる中で「良い!」と思った椅子も紹介します。

 

なお、椅子以外は基本的に以前に紹介したものから大きな変更はなく、安定して使い続けられています。(配置換え等、小さな変化はちょこちょこありますが。)

以前のエントリもよかったらご覧ください。 

dewahisashi.hatenablog.com

 

なぜ椅子を購入しようと思ったのか

在宅勤務が始まった当初、自宅用の椅子に不満はありませんでした。

そのころは会社同僚が新規購入したり・買い替えたりしていましたが、「なんで椅子変えるんだろう?」と不思議に思っていたほどでした。

そんな私が椅子を変えようと思った理由は大きく2つありました。

  1. 長時間座るとおしりが痛い
  2. 長時間座ると腰が痛い

この2つの辛さから解消されるために椅子の買い替えを検討し始めました。

ちなみに、その当時使っていた椅子はこちらの椅子です。

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10年ほど前に購入した3000円程度の椅子です。

何が伝えたいかと言えば『もう限界』の一言です。

分かりにくいですが、座面には座布団も追加で敷き、背中にも座布団を当て・・・

という感じでかなり無理した運用で使っていました。

在宅勤務が始まった当初はそこまで重要視していなかったのですが、最後の頃には「なんとかこの椅子で乗り切れないか・・・」という強い希望を持っていたものの、ここまでやっても厳しい状況だったことから『買い換えよう』と心に決めました。

 

 

その後、いろいろなWebサイトや口コミ情報を参考にしながら椅子選びを進めました。

そして私なりに考えた椅子を選ぶ時のポイントを5つご紹介します。

 

在宅勤務用の椅子を選ぶポイント

ズバリ!在宅勤務用の椅子は以下の5つの評価軸で選ぶことをおススメします。

  1. サイズ(横幅・重さ)・デザイン
  2. 素材(メッシュ・ウレタン・革)
  3. ヒジ置き有無
  4. 腰サポート有無
  5. 価格

※この記事の最後には選定する中で「良い!」と思った椅子も紹介します。

では、それぞれの評価軸の意味を紹介していきます。

 

1.サイズ(横幅・重さ)・デザイン

椅子選びにおいて最も大切なポイントと言っても過言ではないと思います。

まず横幅です。

体が包み込まれるような感覚を持ったり、座面であぐらをかくためには、ある程度の横幅が必要となりますが、大きな椅子だと、自宅にある机の横幅と合わなくなることがあります。

例えば私の机の場合、サイドテーブル(?)があるため以下の画像のようになります。

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横幅を間違えると使えない!

 

続いて大切となるポイントが重さです。

重さは設置してしまえば気になることはないと思いますが、以下の点で重要です。

  • 組み立てるときの大変さ
    もともと使っていた椅子は片手で持てる程度の重さですが、中には数十キロという椅子も多くあります。また、そんな椅子は配送してもらうのが普通だと思いますが、椅子は「自分で組み立てるもの」です。
    組み立て代行をお願いすることもできますが、重い椅子かつ自身で組み立てる場合には覚悟しておく必要があります。
  • 床へのダメージ
    キャスター付きの椅子であれば、椅子の重さ+自分の重さがかかった状態で動きます。中長期的に見ると椅子が床に与えるダメージは計り知れません。
    重い椅子を選ぶ場合は、床にラグやマットを敷くことをおススメします。

ここまで書くと「重い⇒悪い」と捉えられるかもしれませんが、一般的には「重い椅子⇒頑丈」です。

重い椅子は、椅子の骨組みに金属が使われているため重くなります。(私が以前に使っていた椅子はプラスチック製のため軽いですが、頑丈さには不安があります。)

『重いけど頑丈な椅子』もしくは『軽いけど頑丈じゃない椅子』のどちらを選ぶのかは、その椅子をどれだけの期間使うつもりなのかで選ぶとよいでしょう。

 

最後にデザイン面です。

私はこの観点で足切りはしましたが、優先度は低かったです。

少し検索すると様々な椅子が出てくるかと思いますが、Web会議でも映ることを考えるとゲーミングチェアのような奇抜なデザインは避けたかったので、ビジネス上でも違和感がないデザイン、くらいを基準に考えました。

 

2.素材(メッシュ・ウレタン・革)

椅子に使われている素材も重要な観点です。

素材には、メッシュ・ウレタン・革の3つがありますが、それぞれを私なりに評価しました。

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素材によって得手・不得手がある

デザイン面は好みによって評価が異なると思われたので、評価軸から外していますが、デザイン性を除けば革素材を選ぶ理由はあまりないと思われます。

逆を言えば、革っぽいデザインが欲しければ革一択です。メッシュとウレタンはぱっと見の違いが分かりにくいモデルもありますが、革っぽさは革でしか出せません。

 

メッシュ VS ウレタンでは、私はメッシュ推しです。

ウレタン素材は”へたる”のが早いものが多く、メッシュはへたりにくい特徴があります。長期的に利用したいと考えていたので、私はメッシュ一択でした。

 

3.ヒジ置き有無

ここからは腰痛や肩こりを抱えている人には必須要件です。

ヒジ置きがあると無いとでは大きな違いがあります。

ヒジ置きが無いと、腕を机で支えるため前傾姿勢になってしまうorヒジを宙に浮かせた状態となります。

前者は首・腰を痛め、後者は肩こりを生み出します。

在宅勤務でPCを使わない人はいないと思うので、腰痛や肩こりに悩まされている方はヒジ置き必須です。

 

ヒジ置きを調べていくといくつかのパターンがあります。

  • 高さ:固定、向き※:固定
  • 高さ:可変、向き※:固定
  • 高さ:可変、向き※:可変

この中では、下2つのパターンのどちらかを選択してほしいです。

高さを変えられないと、結局無理した位置でヒジ置きを使うこととなるので、腰痛や肩こりの解消にはつながりにくいです。(無いよりはあった方が良いけど。)

※ヒジ置きの”向き”ってなんだ?と思われた方!以下のようなイメージです。
 伝わるか不安しかない図ですが。。。

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ヒジ置きの高さ変更・向き変更の解説

 

4.腰サポート有無

ヒジ置きに続いて、腰痛を抱えている方は必須の機能です。

腰サポートの有無は腰痛の解消に大きく貢献してくれます。

『ランバーサポート』と呼んだりするようですが、人間の背骨に沿って腰を後ろから支えてくれる機能があると、椅子に座った瞬間の”馴染んでる感”がすごいです。

 

また、背もたれの高さも重要になってきます。

  • 背中の真ん中あたりまでのモデル(いわゆる、普通のやつ)
  • 肩あたりまでのモデル(いわゆる、ハイバック)
  • 首までのモデル

と色々なパターンがあります。

腰痛対策!!という人は、最低肩までは合った方が良いと思います。(背中全体を預けられる安心感はすごいです。)

一方、首までのモデルは必須じゃないです。タイピングしているときは首サポートがあっても、首を預けることがないため日常的には不要です。

首までサポートが欲しい時には、少し背もたれを倒してリラックスしたいときなので、その用途が不要であれば、腰までのサポートで十分です。

 

5.価格

ここまで色々言ってきましたが、なんだかんだ言って大切です。

私もちゃんと調べてようやく知ったのですが、数千円~数十万円までのモデルが存在し、正直そんなに高いモデルがあることを知りませんでした。。。

ここは個人差が大きいと思いますが、金額は上で述べた4つで決まっている、というのが私の抱いた感覚です。

もちろん一部のモデルではブランド価格っぽいのもありましたが。

 

 

 

じゃあ、結局どれを選べばよいのか?

色々と私が考えた中で、コストパフォーマンス・費用対効果を考えるとコレ!!!というのを、まず紹介します。

DXRacer ゲーミングチェア

費用対効果だけを狙うのであれば、ゲーミングチェアしかありません。

1~4までの機能が、だいたいどれも満足のいくレベルに達しており、かつ安い!というものです。正直これに勝る椅子を見つけることはできませんでした。

ゲーミングチェアの中でも日本製かつ大きなサイズということで、この製品購入は本気で悩みました。

私はWeb会議で映るときの印象を優先し購入しませんでしたが、Web会議の頻度が少ないor社内に閉じている方であれば十分購入に値する良品です。

 

続いて紹介するのは、 ゲーミングチェアの機能を残しながらもデザインを抑えたモデルです。

イトーキ ゲーミングチェア

 リンク先を見てもらうとよく分かると思いますが、ゲーミングチェアの形で機能を保ちながらもデザインが落ち着いています。(ゲーミングチェアっぽくない。)

一度はこれを購入する気になりましたが、口コミをよく読んでいくと「へたるのが早い」というコメントがあり、長期的に使いたいと思っていた私には合いませんでした。

とはいえ、機能×金額的には相当良い製品です。

 

 

じゃあ何を購入したのか? 

エルゴヒューマンプロ オフィスチェア

 ゲーミングチェアと比較すると高い買い物でしたが、他社の似たような製品と比較したときに、コスパの良かったこの製品を購入しました。

ゲーミングチェアという選択肢が取れない以上、デザイン面では通常のオフィスチェアを探すこととなりました。

その中で、選ぶポイント1~5で評価をした際にエルゴヒューマンが上がりました。

 

エルゴヒューマンには、

  • エンジョイ
  • スタンダード
  • プロ

の3種類あります。

エルゴヒューマン ベーシック
エルゴヒューマン エンジョイ 

 

私は体が大きい(185cm)ことから、可変機能が多い「プロ」を選択しましたが、普通の日本人の方であれば「エンジョイ」や「スタンダード」でも大きな問題は無いと思います。

私自身も、使い始めて1か月ほど経過しましたが、『スタンダードでも良かったかも?』と思うことはあります。

また、オットマン付きを選択しましたが、こちらは身長175cmくらいまでの人の方がベストフィットな位置だろうな、と思います。(私だと、オットマンが膝裏くらいの位置にあり、フィットしているとはいいがたいです。)

 

ちなみに、色はオレンジを選択しましたが、どう見てもブラウンです。(逆になんでこれをオレンジと名付けた?と思うくらいです。)

落ち着いた色を求めていたのでネットで画像検索をしながら選びましたが、届いたときには一安心でした。

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どう見てもブラウンな「オレンジ」のエルゴヒューマンプロ

 

 ということで長くなってしまいましたが、在宅勤務用の椅子を探している方は、このような軸で選んでみてはいかがでしょうか?というご紹介でした。

 

では。

  

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【就活生向け】コンサル業界に夢を見すぎるな。(コンサルでやれること。)

就活している方に問います。

「コンサル」ってどんなイメージがありますか?

 

以前にも似たようなエントリを書きましたが、コンサルに興味のある方はこちらも合わせて読んでみてください。 

dewahisashi.hatenablog.com

 

 

コンサルと言えば、〇か年計画を作る!とか、世の中にない新しいアイディアをお客さんに代わって作り上げる!とか、いろんなイメージを持っているかと思います。

 

おそらくそのイメージは、マッキンゼーやボストンコンサルティングなどの戦略系と呼ばれるファームが過去に実施したイメージが世の中には浸透したことで、そのイメージを持っているのかと思います。

 

また、コンサルとして働くと(なんとなく)色々なことがやれそう!と想像している人もいるかと思います。果たして、そのイメージは正しいでしょうか?

詳細は後述しますが、半分正解・半分不正解です。

 

 

では、ここまで読み進めてきた方に改めて問います。

 

実際に世の中のコンサル会社で働く人たちが、どんなことをやっているのかを”具体的に”ご存知でしょうか?

 

 

 

 

「コンサル」は世の中からの光が当たる職業ではなく、クライアントを影で支える仕事なので(正直)コンサルが何をしているのかは分からないと思いますし、それが普通だと思います。

むしろ、①コンサルで働いたことがある・②コンサルと働いたことがある、という2パターンを除いて、分かっている人がいたら「ほんとか?」と疑った方が良いくらい何をしているのか分からない職業だと思います。

 

しかし、世の中に「コンサル」という言葉だけが広まり、よく分からないけどコンサルを志望する学生が後を絶たないため、コンサルとして働く際の限界点について今回は述べようと思います。

 

 

では、本題です。

 

コンサルタントはクライアントが望むことしか実行できない。

 

これがコンサルタントの大原則です。

従って「あれをやりたい!」「これをやりたい!」と色々な希望を持って入社したとしても、それを望むクライアント(=お客さん)がいなければ実行できません。

 

そもそもコンサルタントは、クライアントの企業活動の改善を支援することを生業としています。

例えば、「○○事業の売上を向上させる」というクライアントの要望に対して売上を向上させるためには、どんなことをすればよいのかを考え・実行を支援するのがコンサルタントの役目です。

その方法としては、戦略の策定・マーケティングの実行・営業マンの行動改善など様々な方法があります。

そして、どの方法で進めていくのかを最終的に選択するのはクライアントです。

 

もちろんコンサルタントとして、どの手法を採用すると一番費用対効果が見込めるのかを提示しますが、どれを選択するのかはクライアントの役割です。

なぜなら、その後の施策実行時のリソース(ヒト・モノ・カネ)はクライアントのものを利用するためです。(もっと簡単にとらえれば、クライアントの企業活動なのだから、クライアントが選択するのは当然です。)

 

別観点でいえば、自身の興味領域はコスト削減であったとしても、売上拡大を求めるクライアントに対してはコスト削減の施策は実行できません。

 

クライアントの企業活動の改善を支援するのが生業である以上、クライアントが望むこと以上は実行できない。

 

これがコンサルタントとして働く限界点です。

 

一方で、自分たちで事業を運営している会社であれば、コレがやりたい!と思えば実行可能です。

コンサルタントには、それをクライアント相手にはできない、という事実は受け止めておくべきだと思います。

 

コンサルタントとして、クライアントにとって価値があると思うことがあれば(例えばさっきの例であげたコスト削減)、提案は可能ですが、それを実行するか否かはクライアントに意思決定が委ねられます。

 

従って、コンサル業界に入れば「なんでもできる」と考えるのは、明らかに誤りです。

ただし、相対するクライアントの悩みの数だけやるべきことはあるため、普通の会社に入るより様々な経験が得られます。

 

就職を考えている人は、その点について理解したうえで判断するのが良いと思います。

 

では。

24時間テレビの価値は募金額ではないと思う件

今年も24時間テレビが開催されましたね。

何か強いメッセージがあったから、開催したかったのか、
はたまた、コロナ禍だからこそ開催したかったのか、
あるいは、カネの成る木だから開催したかったのか、
その真意のほどは、テレビ局にいない私には分かりません。

そんな24時間テレビが開催される時期になると、必ず同じようなコメントがYahoo!ニュースなんかにはガンガン書かれています。

 

私自身は学生時代「チャリティー」活動をしてました。 かつてチャリティー活動に取り組んでいた立場から、少しこの件についてコメントしてみようと思いました。

 

どんな活動をしていたのか

そもそも私はどんな活動をしていたか、という点ですが、私は「SIVIO」という団体で1年半ほど活動していました。

 

【学生国際協力団体SIVIO】https://www.sivio.org/home

SIVIOでは、以下2つの理念に沿うような活動を国内でします。

ラオスへの教育支援』

『学生間にチャリティームーヴメントを起こす』

国内活動で得られたお金をもとにして、ラオスの小学校建設の費用として提供します。

(「学校建てっぱなし」とならないような仕組み作りもされています。)

具体的な国内の活動としては、以下のようなものです。

  • 募金のお願い(街頭やお店など)
  • 各種イベント企画・開催(フットサル・クラブなど)

 

とまあ、こんな感じの団体です。(少なくとも私が所属していた10年前はそうです。)

以下、以前のエントリです。

dewahisashi.hatenablog.com

 

 

24時間テレビの価値とは

24時間テレビでは、

  • 募金を使って出演者のギャラを支払うなんてクソだ!
  • 感動を作りたいだけの番組構成・演出なんてクソだ!
  • 障碍者を使ってお金を儲ける番組なんて偽善者だ! 

みたいなことがYahoo!ニュースやTwitterでは言われています。

 

似たようなことはSIVIOで活動しているときにしょっちゅう言われました。

1番言われたのはこれです。

『そもそもイベントでお金を取らず、自分たちのバイト代で学校建てろよ!』

 

 

(規模の差は大きいですが)24時間テレビでやってる活動もSIVIOでやっている活動も本質的に大きな差はないと考えています。

また、24時間テレビに対する意見を見ていると、世の中からの受け取られ方は大して変わらないなと感じます。

 

特に、24時間テレビでは、募金額やギャラなどの『お金に関する話題』が頻繁に議論になっている印象です。

 

 

世の中的には、チャリティー=慈善活動=身を削って活動せよ!という印象が強く、仮にチャリティーで利益を上げて懐に入れようものなら、世の中からはNGを食らいます。

少なくとも国内で活動するうえでは、チャリティー活動を運営する人が利益を得ること自体に拒否反応を示す人が多いです。

おそらくその根底には、寄付した人たちのお金は全額その組織の支援先(SIVIOで言えばラオスに渡すべき!という考えが強いのだと思います。
(お金を預けた人たちが良い生活をするのが我慢ならないという気持ちもあるかと。)

 

ただ、ここで一度立ち止まって考えてほしいのですが、それでは支援の継続性が失われます。

SIVIOの場合は学生が運営しており、SIVIOでの活動で生活費が得られなくとも生活できる土台がありますが、社会人が運営しようと思えば生活する土台が無くなり、アッという間に支援は止まります。

支援を受ける側の立場に立った時には、1度の支援よりも継続支援が必要です。
ラオスに小学校を建てたとて、その先の支援も自立化を考えながら進める必要があります。)

 

必要以上にお金を受け取る必要はないかもしれないですが、

慈善活動に関わる人は必要最低限の生活しか認めず、少しでも贅沢な生活をすることは絶対に許されない!という考えの方がよっぽど危険だと思います。

 

 

また、チャリティー活動に対して批判的なコメントをする人は、お金以外の価値を全く考えていないように感じます。

24時間テレビのようなチャリティー活動の本当の意義は「そこに困っている人がいることを伝える」ことにあると思います。

 

SIVIOでも理念の一つに『学生間にチャリティームーヴメントを起こす』と掲げており、チャリティーという活動について知ってもらい、活動してもらうきっかけを作る、ということを考え・行動していました。

 

SIVIOが無ければ、ラオスに触れることも・チャリティー活動に触れることもなかった人が、SIVIOを通じて触れる機会となっただけでも価値があると思います。

そこにどんな価値を見出すのかは人によって異なると思いますが、少なくとも私はそれがSIVIO最大の価値だと思っていました。(ラオスに小学校を建てるのは、むしろ副次的な効果くらいの気持ちでした。)

そういったキッカケを作ることで、それが別の支援に繋がる可能性もあります。

 

 

24時間テレビの真の価値も、ここにあるのではないかと思っています。

24時間テレビが年に1回あることによって、

  • 障碍者が身近にいることを知る
  • 自分にできる「何か」を考えるきっかけを作る
  • チャリティー活動そのものの存在を思い出す

といった効果が期待され、それこそが24時間テレビの価値だと思っています。

 

この効果に対する効果に意味を感じなかったり、寄付金額以外に価値を見出そうとしないと、24時間テレビで行われていることに違和感があるでしょう。

 

 

もちろん私も24時間テレビのすべてを肯定しているわけではないです。

  • 健常者が無理した距離を24時間かけて走り続ける自作自演系マラソン
  • そのマラソンの応援と称してスタジオでなぜか歌う人たち

なぜこんなことをやっているのかは、正直意味が分からないです。(視聴率につながるのかさえよく分からない。。けどきっと繋がってるから継続してるんですよね?)

あと、点字ブロックを防いじゃうテレビカメラとか論外です。

 

 

寄付金額・募金金額・ギャラといったお金だけが24時間テレビの価値ではなく、1年に1回チャリティー活動に意識を向けるキッカケ作りこそ真の価値ではないかと思います。

 

いろんない意見があるとは思いますが、私の立場としては上記のようなものです。

 

では。

10年後に京都が消滅する日本。(10年後には250万人減少する)

タイトルを見てギョッとされた方もいるかと思いますが、先に謝っておきます。

さすがに多分そんなことは起きません。(京都によほどひどいことが起きないかぎりは。)

先日総務省が日本人人口について発表したようでニュースになっていました。

2019年1月1日から2020年1月1日までの1年間で、日本人の人口が50万5046人も減ったと発表した。

www.moneypost.jp

 

ここで言っているのは「日本人人口」なので、外国人は含まれていません。

鎖国していたころの日本であればまだしも、さすがに外国人なしで考えるのはどうなの?と思ったので、少し統計局のHPをチェックしてみました。

上記リンクの下の方にはExcelがダウンロードできるようになっており、数字が取れたので、3年分ですが「総人口」の推移を調べてみました。

なお、総人口の定義ですが、統計局HPには以下のように記載されています。

A-5 人口推計の結果に外国人は含まれていますか?
 総人口には,国内滞在期間が3か月を超える外国人を含みます。

A-6 外国人の人口は分かりますか?
 総人口と日本人人口の差を「外国人人口」ととらえることにより算出可能です。

 

 

ということで結果を見てみましょう。単位は千人です。

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総人口の3年分推移

表の貼り付け方が分からないので画像となってしまい申し訳ないのです。
かつ、表の上を新しい年にしてました。(ビジネスマナー的には微妙ですが、お許しください。)
あと、100歳以上の人は100歳に含んで計算されています。(元データの問題)
 

 

総人口で見ると、

  • 2018年⇒2019年での減少は28.3万人です。
  • 2017年⇒2018年での減少は25.9万人です。

日本人人口ほどではないですが、総人口でも年間25万人以上の減少です。

 

というか、こう見ると外国人にいかに支えられているのかを実感します。

見方を変えれば、日本人人口減少の半分の約25万人が新たに日本に住んでくれているわけですから。(3か月しかいない人もデータ上は含むわけですが。)

 

で、表題に戻るのですが、仮に10年このペースで総人口が減少すると、

約25万人/年の減少 × 10年 = 10年で250万人の減少

となるわけです。

 

で、京都府の2020年7月時点での推計人口は、257万人

京都府企画統計課のHP

 

10年後には、京都府の人口が丸ごといなくなる計算となります。

さらに!ちなみに言えば、京都府の人口は日本で13番目です。

統計局のHP

つまり京都ほどの人口集約都市であっても丸ごといなくなる、と捉えたほうが良いです。たった10年で。

(なお日本人人口であれば、10年で500万人なので福岡県の人口が丸ごといなくなります。)

 

 

また、そんな危機的な状況にも関わらず、政治家って本当に高齢者ばかり見ていてよいのか?とも疑問に思いました。

たしかに高齢者の割合が増えていているとは聞くけれど、実態どうなのだろう?と。

上記と同じく総人口で見ているため、政治家が意識している有権者とは異なる点はご注意ください。

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日本の総人口の割合

まぁ予想通りではありました。

上記は20歳ごとに区切っていますが、60歳以上(黄色+水色)だけで34%ほどいます。

(18歳以上が有権者となりましたが簡略的に)20歳~59歳(オレンジ+グレー)で見てみると、49%ほどいます。

割合だけで見れば60歳以上よりも20歳~59歳までの方が多くいます。
※20~59歳には、高齢者が多くないだろう外国人を含んでいる点には注意です。

また、59歳は高齢者か?といった論点が入ってくるとは思いますが、20~59歳の投票率を考慮すると「確実に」票を入れてくれるだろう60歳以上の人を政治家が狙い撃ちするのは、ターゲティングとしては間違っていない、と再確認できました。

 

 

 

ところで私は、政府の打つ施策は、短期的な施策や介護・保険といった高齢者向けの施策が多い印象を持っています。

しかし、日本の人口が10年先には京都府の人がいなくなるレベルであることを考えると、目先だけOKであれば万事OK!という施策に同意するのは、高齢者の人たちも考えたほうが良いのでは、と思ってなりません。
(じゃないと、平均寿命が延びている中で、いつまでも働かされ、年金が大してもらえない生活が続くことになりますし。)

 

 

また、国の政治家たちもこういう事実から目を背けているようにも見えてなりません。

  • お金が無くなったから国債発行!
  • 人口が少なくなったからインバウンド!
  • 労働者人口が少なくなったから女性活用&定年延長!

みたいな、表面的な政策が非常に多い「印象」があります。

ここで何度も「印象」という表現を用いているのは、自分自身が実行されて効果の出ている政策を知らないからです。

そして、知らないからこそ、頑張っている人たちの活躍した実績も見なければ!

という気持ちもわいてきました。

 

最近はコロナの影響もあって、政府に対する不信感が多いと思います。

自分も、つい政府に対しては「また意味ないこと・無駄なことやってるなぁ」と思ってしまいます。

政府のやっている施策で、マスコミには報道されていないけど良いものがあれば教えてください!

 

私たちはつい「足りない」と思うものに、目が行ってしまいますが日本は結構良い国だと思います。

先日、世界の教育事情を調べているなかで、日本よりも優れている国も見つけましたが、義務教育すらない国があることも知りました。

世界的にみると日本の政府ってこんなところが良いんだぞ!ってポイントも、少しくらいは触れておかないと、フラットに評価できないな、と思ったので、こんな記事を書いてみました。

 

 

 

そんなことを言っておきながら、かるーくこの調査をした段階で「これないわー」と思った事例を挙げておきます。(舌の根も乾かぬうちにコレ)

ここから先は「普通のビジネスマン」が見れば違和感だらけですが、役所のようなところに勤めている人には違和感が無いかもしれないです。

ということで、意識の高い役所の方に向けて書きます。

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これないわーと思った事例

文字が小さくてすいません。

大きい版が見たい方は以下のURLの遷移先の下の方にある「第1表 年齢(各歳),男女別人口及び人口性比―総人口,日本人人口(平成30年10月1日現在)(エクセル:45KB)」というリンクを押してください。(Excelファイルがダウンロードされます。)

統計局ホームページ/人口推計/人口推計(2018年(平成30年)10月1日現在)‐全国:年齢(各歳),男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級),男女別人口‐

 

 

「統計局」の出しているデータとしては「あまりにも微妙」という感想です。

  • 貼り付けた画像の左半分が0歳~49歳、右半分が50歳~100歳のデータがずらっと並んでます。
  • また、ところどころに行間の広い箇所が見えると思います。これは5歳間隔で行間を広げています。

この2つのポイントが「そんなもんじゃない?」という感覚を持っている方は、(ビジネスに携わっている場合)かなり微妙な人材だと思われている可能性大です。(もしくは、今後の若い人たちから「ないわー」と思われる。)

 

例えば、私が出したような20歳ごとの人口を算出したい場合、Excelのピボットテーブルを駆使するのが楽なのですが、そのためには左半分と右半分を合体させて年齢と人口を1列に並べる必要があります。

また、5歳間隔で見せる工夫が行間を広くするって、あまりにも「人手」に頼りすぎです。(行間を33ピクセルに合わせる作業を手でやってるんですよね?それ以外の方法って思いつかないの?)

 

じゃあ、なんでこんな「使いにくい」形になってしまっているのか?

 

これは全て「紙で印刷する」前提で作られているからです。

紙で1枚に収めたい!という意図が、ありありと見えていて、利用者のことが全く見えていません。

これは予想ですが、統計局内では紙で用いられることが多いため、この形式に違和感が無いのだと思います。

しかし、公開しているデータである以上、今回の私のようなの再利用の可能性は十分に考えられます。というか、Excelデータまで参照しに行く人はデータの再利用者だと思います。(そうじゃない人は、その前の文章等で十分なわけで。。。)

おそらく統計局の作業者自身は、集計しやすい形式でデータを利活用していると思われますが、アウトプットするとかなり微妙になってしまう、という典型でしょう。

誤解の無いように記載しますが、紙前提で作られた資料自体を否定しているわけではありません。

このHPに掲載されたExcelがどんな人に使われるのか、というイメージを持っていないことに対してコメントをしているだけです。

紙前提で作られた資料の方が便利だと感じる方がいることは理解しています。 

 

ちなみに、これは統計局だけの傾向ではありませんでした。

この調査に当たって、いくつかの地方自治体の人口データも調査しましたが、すべてが「紙で印刷する前提」でしか公開されていませんでした。

 

「あー、役所の人ってこういう感覚なんだな」とつくづく感じました。

 

 

もし「いやいや、データはちゃんと掲載されているけど、お前が探しきれていないんじゃないか!」という人がいたら、私からの回答は以下の通りです。

 

 

「『日本 人口構成 年齢別』でトップに出てくるページに載せるのが筋。
 そうなっていない時点で終わってる。」

 

 

では。

【就活生向け】「創る」職業 VS 「使う」職業

就職活動において学生がやっている企業分析はあまり価値が無いけれど、あまりにも無知では話にならない、ということを前回のエントリで触れました。 

dewahisashi.hatenablog.com

 今回も前回と同じように「就活ノウハウ本には載っていない切り口」で世の中を切ってみたいと思います。

 

それがタイトルにある「創る」職業 と「使う」職業の違いです。

 

もちろん「仕事」である以上、何らかの付加価値を生み出しているので、考え方によっては全ての職業が「創る」仕事であると言えます。

ただし、ここで言及する「創る」仕事と「使う」職業の差は、何らかのモノを生み出す職業か否かという点だと理解してください。

 

例えば、「創る職業」の代表格は日本のお家芸である製造業です。

車・飛行機・船舶等の製造業は、創る職業として分かりやすいと思います。

また、農業や職人の作る工芸品なんかも創る職業に該当します。

最近では、ITシステムを構築するプログラマなんかもモノづくりをしています。

 

一方で、「使う職業」の代表格はサービス業です。

サービス業では、仕入れたモノを用いてお客さんへ(モノが伴わない)サービスを提供しています。

スーパーのレジ打ちをイメージすると分かりやすいです。

レジ打ちの人は、確かにモノを販売していますが、販売するモノ自体を生産しているわけではなく、仕入れたモノを「利用して」お客さんに販売しているだけです。また、レジ自体(店員さんがピコピコやってる機械そのもの)も、どこかの会社が作ってくれたものを「利用して」います。

 

 

このように説明すると、例えばSONYなら創る会社だし、EAONなら使う職業か!と思う人もいるかもしれないですが、会社単位で見ればその通りだと思います。

しかし、就職活動に臨んでいる皆さんが、その視点だけで会社を見るのは危険です。

 

「会社単位」での見え方と、実際に自分が働く職種の見え方は大きく異なります。

実際には自分がどんな職種で働くのか、までイメージしないと

 SONY=創る仕事  EAON=使う仕事

というイメージで就職し、会社に入った後に「思ったのとちがったー。。。」となります。

 

もう少し具体的な話をします。

SONYのような家電メーカーには様々な職種があります。(ここではSONYが手掛けている金融系等の商売は省いて、純粋な家電メーカーとして取り扱います。)

例えば、SONY内には以下の職種があります。(調べてないですが絶対あります。)

ざっと書きましたが、SONYほどの大企業になれば、きっと他にも色々あると思いますし、細かく分かれていると思います。(この辺りは会社の「組織図」から想像することが可能です。)

 

では、上に挙げた中で「創る」仕事をしているのは、どこでしょうか?

 

 

一つ目、「生産」です。

分かりやすくモノを作っていますよね。

実際には工場で生産ラインに立って、製品を加工したり組み立てたりします。

 

二つ目は、「製品開発」です。

製品開発では、世の中の動きを察知して、市場に対して価値のある製品を生み出すことがミッションです。

 

三つ目、「情報システム開発・運用」です。

会社内で使われているシステムを構築し(作り)、それをメンテナンスする職業ですが、ここでは会社の仕事をサポートするためのシステムを構築します。

会社によって情報システム部門がサポートする範囲は異なるのですが、会社HP等の構築に関与しているケースもあります。

 

 

少し極端ではありますが、他の職種は全て「使う」職業です。

例えば営業であれば、製品開発や生産によって生み出された製品を「利用して」、お客さんに販売することが、営業の役割です。

 

言い方を変えると、SONYといえども、ほとんどの職種が「使う」職業なんです。

 

従って、モノづくりをしたい!と思ってSONYに入社したとて、本当に「創る」職業にたどり着けるか、と言うと、配属次第では分からないのが実態です。
(というか、そういう分からなさを残しているのが”総合職”というものです。)

 

 

就職活動をしている際には、自分がどんな働き方をするのかイメージできないところもあると思います。

特に会社単位での就職活動しかしていないと、会社による違いは分かっても、そこで自分がどんな働き方をするのかイメージを持っていないことも多いと思います。

 

  • 営業と経理と広報では、どんな働き方の違いがあるのか。
  • それぞれの職種ごとに、何をミッションとして働いているのか。

そういったことこそ、入社間もない人にとっては一番大きな影響があるので、しっかりと想像を働かせた方が良いと思います。また、分からなければOB訪問等で聞いた方が良いポイントだと思います。

正直、新卒1年生にとってSONYPanasonicの違いなんて、働く場所とか以外はどうでもいいと思います。(SONYSamsungであれば、しっかりと考えてください!)

 

少し話が横道に逸れてしまいましたが、
就活生の皆さんがどの会社で働くのかを考える際には、

  • 「創る」職業
    自分自身が何かを生み出した結果が、価値となる職業
  • 「使う」職業
    誰かが生み出したモノを用いて価値を生み出す職業

といった違いを意識して、会社説明会や社員面談に参加するのが良いと思います。

 

一番大事なのは「自分がやりたいのはどっちの職業なのか」という点です。

「創りたい」と思っている人たちは、使う職業にいたとしても、やっぱり作りたそうにしています。私自身は「作りたい!」と強く思うことが無いのでピンと来ないのですが、創りたい人たちは、スキを見つけては何らかのモノを作っています。

 

自分がどういう働き方をしたいと思っているのかを、少し具体的にイメージしてもらいたかったので、こういったテーマを挙げましたが、少しでも就職活動の参考になればと思います。

 

では。