在宅勤務の期間も長くなってきたことから、自宅用の作業用椅子を買い換えました。
今回、椅子を購入するにあたって検討したポイントを5つご紹介します。
また、私自身が選んでいる中で「良い!」と思った椅子も紹介します。
なお、椅子以外は基本的に以前に紹介したものから大きな変更はなく、安定して使い続けられています。(配置換え等、小さな変化はちょこちょこありますが。)
以前のエントリもよかったらご覧ください。
なぜ椅子を購入しようと思ったのか
在宅勤務が始まった当初、自宅用の椅子に不満はありませんでした。
そのころは会社同僚が新規購入したり・買い替えたりしていましたが、「なんで椅子変えるんだろう?」と不思議に思っていたほどでした。
そんな私が椅子を変えようと思った理由は大きく2つありました。
- 長時間座るとおしりが痛い
- 長時間座ると腰が痛い
この2つの辛さから解消されるために椅子の買い替えを検討し始めました。
ちなみに、その当時使っていた椅子はこちらの椅子です。
何が伝えたいかと言えば『もう限界』の一言です。
分かりにくいですが、座面には座布団も追加で敷き、背中にも座布団を当て・・・
という感じでかなり無理した運用で使っていました。
在宅勤務が始まった当初はそこまで重要視していなかったのですが、最後の頃には「なんとかこの椅子で乗り切れないか・・・」という強い希望を持っていたものの、ここまでやっても厳しい状況だったことから『買い換えよう』と心に決めました。
その後、いろいろなWebサイトや口コミ情報を参考にしながら椅子選びを進めました。
そして私なりに考えた椅子を選ぶ時のポイントを5つご紹介します。
在宅勤務用の椅子を選ぶポイント
ズバリ!在宅勤務用の椅子は以下の5つの評価軸で選ぶことをおススメします。
- サイズ(横幅・重さ)・デザイン
- 素材(メッシュ・ウレタン・革)
- ヒジ置き有無
- 腰サポート有無
- 価格
※この記事の最後には選定する中で「良い!」と思った椅子も紹介します。
では、それぞれの評価軸の意味を紹介していきます。
1.サイズ(横幅・重さ)・デザイン
椅子選びにおいて最も大切なポイントと言っても過言ではないと思います。
まず横幅です。
体が包み込まれるような感覚を持ったり、座面であぐらをかくためには、ある程度の横幅が必要となりますが、大きな椅子だと、自宅にある机の横幅と合わなくなることがあります。
例えば私の机の場合、サイドテーブル(?)があるため以下の画像のようになります。
続いて大切となるポイントが重さです。
重さは設置してしまえば気になることはないと思いますが、以下の点で重要です。
- 組み立てるときの大変さ
もともと使っていた椅子は片手で持てる程度の重さですが、中には数十キロという椅子も多くあります。また、そんな椅子は配送してもらうのが普通だと思いますが、椅子は「自分で組み立てるもの」です。
組み立て代行をお願いすることもできますが、重い椅子かつ自身で組み立てる場合には覚悟しておく必要があります。 - 床へのダメージ
キャスター付きの椅子であれば、椅子の重さ+自分の重さがかかった状態で動きます。中長期的に見ると椅子が床に与えるダメージは計り知れません。
重い椅子を選ぶ場合は、床にラグやマットを敷くことをおススメします。
ここまで書くと「重い⇒悪い」と捉えられるかもしれませんが、一般的には「重い椅子⇒頑丈」です。
重い椅子は、椅子の骨組みに金属が使われているため重くなります。(私が以前に使っていた椅子はプラスチック製のため軽いですが、頑丈さには不安があります。)
『重いけど頑丈な椅子』もしくは『軽いけど頑丈じゃない椅子』のどちらを選ぶのかは、その椅子をどれだけの期間使うつもりなのかで選ぶとよいでしょう。
最後にデザイン面です。
私はこの観点で足切りはしましたが、優先度は低かったです。
少し検索すると様々な椅子が出てくるかと思いますが、Web会議でも映ることを考えるとゲーミングチェアのような奇抜なデザインは避けたかったので、ビジネス上でも違和感がないデザイン、くらいを基準に考えました。
2.素材(メッシュ・ウレタン・革)
椅子に使われている素材も重要な観点です。
素材には、メッシュ・ウレタン・革の3つがありますが、それぞれを私なりに評価しました。
デザイン面は好みによって評価が異なると思われたので、評価軸から外していますが、デザイン性を除けば革素材を選ぶ理由はあまりないと思われます。
逆を言えば、革っぽいデザインが欲しければ革一択です。メッシュとウレタンはぱっと見の違いが分かりにくいモデルもありますが、革っぽさは革でしか出せません。
メッシュ VS ウレタンでは、私はメッシュ推しです。
ウレタン素材は”へたる”のが早いものが多く、メッシュはへたりにくい特徴があります。長期的に利用したいと考えていたので、私はメッシュ一択でした。
3.ヒジ置き有無
ここからは腰痛や肩こりを抱えている人には必須要件です。
ヒジ置きがあると無いとでは大きな違いがあります。
ヒジ置きが無いと、腕を机で支えるため前傾姿勢になってしまうorヒジを宙に浮かせた状態となります。
前者は首・腰を痛め、後者は肩こりを生み出します。
在宅勤務でPCを使わない人はいないと思うので、腰痛や肩こりに悩まされている方はヒジ置き必須です。
ヒジ置きを調べていくといくつかのパターンがあります。
- 高さ:固定、向き※:固定
- 高さ:可変、向き※:固定
- 高さ:可変、向き※:可変
この中では、下2つのパターンのどちらかを選択してほしいです。
高さを変えられないと、結局無理した位置でヒジ置きを使うこととなるので、腰痛や肩こりの解消にはつながりにくいです。(無いよりはあった方が良いけど。)
※ヒジ置きの”向き”ってなんだ?と思われた方!以下のようなイメージです。
伝わるか不安しかない図ですが。。。
4.腰サポート有無
ヒジ置きに続いて、腰痛を抱えている方は必須の機能です。
腰サポートの有無は腰痛の解消に大きく貢献してくれます。
『ランバーサポート』と呼んだりするようですが、人間の背骨に沿って腰を後ろから支えてくれる機能があると、椅子に座った瞬間の”馴染んでる感”がすごいです。
また、背もたれの高さも重要になってきます。
- 背中の真ん中あたりまでのモデル(いわゆる、普通のやつ)
- 肩あたりまでのモデル(いわゆる、ハイバック)
- 首までのモデル
と色々なパターンがあります。
腰痛対策!!という人は、最低肩までは合った方が良いと思います。(背中全体を預けられる安心感はすごいです。)
一方、首までのモデルは必須じゃないです。タイピングしているときは首サポートがあっても、首を預けることがないため日常的には不要です。
首までサポートが欲しい時には、少し背もたれを倒してリラックスしたいときなので、その用途が不要であれば、腰までのサポートで十分です。
5.価格
ここまで色々言ってきましたが、なんだかんだ言って大切です。
私もちゃんと調べてようやく知ったのですが、数千円~数十万円までのモデルが存在し、正直そんなに高いモデルがあることを知りませんでした。。。
ここは個人差が大きいと思いますが、金額は上で述べた4つで決まっている、というのが私の抱いた感覚です。
もちろん一部のモデルではブランド価格っぽいのもありましたが。
じゃあ、結局どれを選べばよいのか?
色々と私が考えた中で、コストパフォーマンス・費用対効果を考えるとコレ!!!というのを、まず紹介します。
DXRacer ゲーミングチェア
費用対効果だけを狙うのであれば、ゲーミングチェアしかありません。
1~4までの機能が、だいたいどれも満足のいくレベルに達しており、かつ安い!というものです。正直これに勝る椅子を見つけることはできませんでした。
ゲーミングチェアの中でも日本製かつ大きなサイズということで、この製品購入は本気で悩みました。
私はWeb会議で映るときの印象を優先し購入しませんでしたが、Web会議の頻度が少ないor社内に閉じている方であれば十分購入に値する良品です。
続いて紹介するのは、 ゲーミングチェアの機能を残しながらもデザインを抑えたモデルです。
イトーキ ゲーミングチェア
イトーキ クロスフォーカスチェア X FOCUS CHAIR オフィスチェア ゲーミングチェア 可動肘付 ブラウン YES-S-UB-AEL 4954166397350
- 発売日: 2019/07/14
- メディア: オフィス用品
リンク先を見てもらうとよく分かると思いますが、ゲーミングチェアの形で機能を保ちながらもデザインが落ち着いています。(ゲーミングチェアっぽくない。)
一度はこれを購入する気になりましたが、口コミをよく読んでいくと「へたるのが早い」というコメントがあり、長期的に使いたいと思っていた私には合いませんでした。
とはいえ、機能×金額的には相当良い製品です。
じゃあ何を購入したのか?
エルゴヒューマンプロ オフィスチェア
ゲーミングチェアと比較すると高い買い物でしたが、他社の似たような製品と比較したときに、コスパの良かったこの製品を購入しました。
ゲーミングチェアという選択肢が取れない以上、デザイン面では通常のオフィスチェアを探すこととなりました。
その中で、選ぶポイント1~5で評価をした際にエルゴヒューマンが上がりました。
エルゴヒューマンには、
- エンジョイ
- スタンダード
- プロ
の3種類あります。
エルゴヒューマン ベーシック
エルゴヒューマン エンジョイ
私は体が大きい(185cm)ことから、可変機能が多い「プロ」を選択しましたが、普通の日本人の方であれば「エンジョイ」や「スタンダード」でも大きな問題は無いと思います。
私自身も、使い始めて1か月ほど経過しましたが、『スタンダードでも良かったかも?』と思うことはあります。
また、オットマン付きを選択しましたが、こちらは身長175cmくらいまでの人の方がベストフィットな位置だろうな、と思います。(私だと、オットマンが膝裏くらいの位置にあり、フィットしているとはいいがたいです。)
ちなみに、色はオレンジを選択しましたが、どう見てもブラウンです。(逆になんでこれをオレンジと名付けた?と思うくらいです。)
落ち着いた色を求めていたのでネットで画像検索をしながら選びましたが、届いたときには一安心でした。
ということで長くなってしまいましたが、在宅勤務用の椅子を探している方は、このような軸で選んでみてはいかがでしょうか?というご紹介でした。
では。