でわひさしの日記

世の中、教育、仕事、趣味などに関して、日々感じたこと・考えたことをつらつらと。

新たな言葉が生まれるのに、新たな漢字って生まれないよね。

最近知った言葉としては「エモい」かな。

Wikipedia先生によると以下の意味らしい。

エモいは、英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本語の形容詞。 感情が揺さぶられたときや、気持ちをストレートに表現できないとき、「哀愁を帯びた様」などに用いられる。

若者言葉としての「エモい」自体は2007年頃から存在していたが[1][6]三省堂の「今年の新語 2016」で2位にランクインしたことをきっかけに話題になった

音楽業界ではもう少し前からあったらしいですが、いずれにせよ日本で生まれた言葉です。

 

他にも、若者からいろんな言葉は過去にも生まれていて、

 みたいなのは代表格な気がしています。(一時的な流行で消えていったものも数知れず。)

 

でもこういうのって全部ひらがな・カタカナでしか表現していないんですよね。

いろんな言葉が生まれているにも関わらず、なんで新たな漢字って生まれないんだろう。

日本語の文章を構成するのは、以下の種類。

  • ひらがな
  • カタカナ
  • 漢字
  • (記号)
  • (外国語)

外国語は日本人が生み出すものではないので、新たなものを日本人が生み出さないのは納得。(エモい、みたいな外国語を応用して日本語化することはあるけど。)

ひらがな・カタカナの新語は一杯生まれていく。

2018年の新語は「映える(ばえる)」らしい。三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2018」

でも新漢字って生まれない。

 

ツイッター上では「新漢字を生み出しました」ってのもあるけど、認知度は全然広まらない。

なんでだろうー、って思っていたけど、考えてみたらすぐにコレじゃないかというのが浮かんだ。

 

1.スマホ・PC上にないから。

これが一番の原因じゃないかと。

新しい漢字を社会人になってから覚える時って、読むか書くかのどちらかをするしかないんだけど、新漢字が生まれてもスマホ・PC上で変換は当然できないし、記事になることもないから、目に触れる機会がない。

だから、当然広まることもない。

逆に言えば、PC・スマホ上で変換ができれば新漢字も認知度が広まっていくんじゃない?

「エモい」みたいな新語が生まれたら、それに合わせた漢字を作って、辞書ツールに放り込んであげればいいんじゃない?辞書を更新してるんだから、スマホ・PCでも当然やれそう。

そもそもとして、「エモい」を漢字にする必要があるかは置いといて。

 

 

2.言葉に出す時に、漢字は見えないから。

「エモい」って言葉に漢字を当てても、こういう言葉は認知度が上がっていく中で、すでに「エモい」というひらがな+カタカナの組み合わせで広まっていくから、後追いで漢字にする必要性があまりない。

そのうえ、漢字にしたところで話し言葉では「エモい」は「えもい」でしかなくて、漢字を作る必要性が高くないとも思う。

早い話、漢字にしなくても困らない。

 

こんなことが理由で、新漢字って作られないし、広まらないのではないかなーと。

 

ここまで考えてきて、最後に疑問が残るのは、漢字しかない国:中国では新たな言葉が生まれるときに、どうしているのか。

中国語だろうと、それまでに存在しない若者言葉は生まれていそうだし、それらがこれまでの漢字で不足するときってどうしているんだろう?

 

考えられるのは、

  • 既存の漢字の組み合わせを変えて表現する。
  • 新しい漢字を編み出して表現する。
  • 他言語(英語とか)で逃げる。(=漢字を使うのをあきらめる。)

くらいなんだけど、こればかりは中国語を知らないと分からないなー。

もし知っている人がいたら、教えてください。

では!