でわひさしの日記

世の中、教育、仕事、趣味などに関して、日々感じたこと・考えたことをつらつらと。

EFマウント(キヤノン)⇒Xマウント(富士フイルム)マウントアダプターを購入(Fringer FR-FX2)

久しぶりのカメラネタです。以下の商品を購入しました。 

 以前のこのエントリの中で少し触れていますが、デジカメのボディとレンズは、同じメーカーのボディ×同じメーカーのレンズしか組み合わせられません。 

dewahisashi.hatenablog.com

 そのため、キヤノンのレンズ(EFレンズ)を持っていても、私の所有している富士フイルムのX-T2に利用することはできません。

私は以前キヤノンユーザーだったのでEFマウントレンズの資産が残っています。

富士フイルムに変えて以降は、富士フイルム用のレンズ(Xマウントレンズ)をコツコツと集めてきましたが、EFマウントレンズも一部残っていました。(一部は売却)

そのため、EFレンズを使えるマウントが出ないかなー、と虎視眈々と狙い続けてきました。

 

今回Fringer(フリンガー)のFR-FX2という製品を選びました。

製品紹介ページには以下のような案内があります。

【主な特徴】

  • キヤノンEFマウントレンズの電子コントロール、AF撮影が可能(※EF-S規格のレンズにも装着可能)
  • マウントアダプター側の絞りリングで、絞り制御と撮影モードの切り替えが可能
  • レンズ内の手ブレ補正機構(キヤノン「IS」、シグマ「OS」、タムロン「VC」)に対応
  • 撮影した画像の焦点距離、露出などの情報はExifデータとして記録
  • コンティニュアスAF(AF-C)に対応
  • 「顔検出」「瞳AF」に対応
  • PC端末とのUSB接続で、ファームウェアのアップデート可能
  • アダプター内部の植毛加工により内面反射を制御

他にもいくつかEFマウントレンズ⇒Xマウントレンズへのアダプターはあったのですが、上記に記載の「AF撮影が可能」という要素がなかったり、マウントアダプター側の絞りリングでモードの切り替えが可能といった機能がなかったり、あってもうまく動作しなかったり、と満足のいくものではありませんでした。

技術的な本当の難しさは私には分からないのですが、マウントアダプターでは「AF(オートフォーカス)」の可否が大きな差となります。

なんとなく自分の頭で想像してみると、

レンズはキヤノンのボディを使うことを想定した作り込みがされているので、富士フイルムのボディを利用したときにキヤノン用のレンズが正しく電子的な制御がなされない、というのはアダプターの難しさとして想定されます。

 

ちなみに、AFが使えないマウントアダプターであれば、世の中には多く出回っています。

電子制御がなくなるので、本当にマウントのサイズを変更するためだけのものですが、そもそもAF機能が無いオールドレンズなんかを使う場合には、これで十分です。私もキヤノンのFDレンズ(キヤノンのフィルム時代のマウント)をいくつか所有していますが、FDレンズをアダプターを介してXマウントに利用する場合、当然AFは使えません。

 

実際に届いたアダプターの写真をいくつか載せます。

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こんな箱に入っています。

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製品には電子接点が付いています。(当然か。)

私が目下で利用したかったEFレンズは以下の2本でした。

これらのレンズはEFマウントのレンズの中でもAPS-Cセンサーでしか利用できないのですが、富士フイルムはすべてAPS-Cセンサーなので全く問題ありません。

  • シグマ Art 18-35mm F/1.8 DC HSM 
SIGMA 標準ズームレンズ Art 18-35mm F1.8 DC HSM キヤノン用 APS-C専用 210540

SIGMA 標準ズームレンズ Art 18-35mm F1.8 DC HSM キヤノン用 APS-C専用 210540

 

 

  • Canon EF-S ズーム 18-135mm F/3.5-5.6 IS STM 

 

 1つ目のSigmaのレンズは18mm~35mmとズーム倍率は高くないですが、全焦点距離でF1.8という非常に便利な大口径モデルです。キヤノンを使っていた時には非常によく利用していました。(重いのが難点なのですが。。。)

2つ目のCanonレンズは、現在のモデルより一つ古く決して明るいレンズではないのですが高倍率で、富士フイルムの純正レンズでわざわざ購入するのもなー、と思っていた焦点距離だったので、これで解消されます。

それぞれに取り付けた様子が以下の写真です。

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Sigmaの18mm~35mmに取り付けた様子

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Canonの18mm~135mmに取り付けた様子

予想通りではあったのですが、富士フイルムが考えているボディ+レンズのシステム本来のサイズ感からは逸脱してしまいます。特にシグマレンズのほうは、富士フイルムのシステムに慣れてしまっているせいもあり、重く・長い印象です。

とはいえ、実際に使用してみると、レンズとアダプターの接合部分も遊ぶことなくしっかりと取り付けられているし、AFもきちんと機能します(多少遅く感じることはあるが、きちんとピンともあいます)。

なにより絞りリングがアダプター側についているので、操作感が富士フイルムのレンズと同様なのが気に入っています。絞りリングは純正レンズのそれと比べると多少重たいので、完全に同じ印象ではないのですが、逆に言えば触ってしまって気づいたら変わっているという心配は少ないです。

まだ使用期間が短いので作例等はないのですが、アダプター一つで幅広いレンズが使えるようになるメリットは大きいため、富士フイルムユーザの方はご参考にしていただければと思います。 

では!