でわひさしの日記

世の中、教育、仕事、趣味などに関して、日々感じたこと・考えたことをつらつらと。

2本目の万年筆の選び方とおすすめ万年筆3選

最近では、カクノラミーサファリなどの登場によって、以前に比べると万年筆が世の中に普及していると感じています。

実際に東急ハンズの売り場を見てみると、安価(1000円~3000円くらい)な万年筆がボールペンと同じように並んでいて、世の中に広く普及している感を身をもって感じます。

私自身が最初に万年筆を使うようになったのは中学生のころで、名探偵コナンに出てくる万年筆を見て「いいなー」と思ったのがきっかけです。

万年筆は金額もピンキリで上を見ればキリがないですが、当時(15年くらい前)でも百均で売っていたので、それをずっと使っていました。

 

社会人になってからはもう少し熱が上がったので、少し高価な万年筆を購入しましたが、やはり1つ購入すると2つ目が欲しくなってしまうのが万年筆の恐ろしいところ。。。

そこで、最近ではカクノやサファリを購入したけど、「やっぱり次の1本がほしい!」という人向けに、私自身の経験から後悔の少ない万年筆選びの方法をお伝えいたします。

 

ちなみに、世の中には万年筆を何十本と持っている人もいるので、どんなにすばらしい選択をしたとしても「おかわり」のもう1本という気持ちが起きてしまうものです。(私自身も数本所持・・・)

ですが、可能な限り「次の1本が最後の1本」となるような選び方をお伝えします。

 

 

自分が納得した1本を選ぶ。

後にも先にもこれに尽きます。

万年筆は高価なもので、外国産の万年筆(モンブランペリカン)を購入すると、一番安いものでも数万円することはザラです。

通常であれば、自分の予算に収まる万年筆を購入したいと考えると思いますが、発想を逆にしてください。

自分の納得した1本を選び、予算が足りないのであれば、購入できるようになるまで我慢して購入してください。

これができないと、自分にとって中途半端な万年筆を購入し、結局次の1本が欲しくなる、というサイクルに陥ります。

 

2本目が欲しくなる理由は、いろいろとあると思います。

  • 1本目が自分の思っている書き心地じゃなかった。(字幅が太すぎる・細すぎる、柔らかすぎる・硬すぎる等)
  • 1本目が少し安っぽく思えてきたので、”それ”っぽいやつが良くなった。(いかにもプラスチックが前面に出ているのは、かっこ悪い等)

そういった問題認識があると思うので、それらをガッチリ解決してくれる1本を選びましょう。自分のニーズがどこにあるのか分からないと、永遠に同じサイクルを歩み続けることとなります。

 

正直、実用性だけ考えると、このご時世に万年筆のメリットはそんなにありません。(そもそも文字を書く機会さえなくなりつつあるのですから。。。)

それは、万年筆が嗜好品であることを意味しており、購入する理由は自分の中にしか存在しないことを指しています。

いろんな記事で、いろんな人が、いろんな理由で、万年筆のメリットを語っていますが、そもそも「そこまで高いお金をかけて買う必要ある?」「ボールペンなら同じ金額で何本買えるの?」とか、買わない理由を考える方がはるかに楽なのに、万年筆を買おうとしている時点で、購入する理由ってそんなにないんです。

なので、自分自身が本当に必要だと感じている要素を明確にして、それに見合った万年筆を購入しない限りは「おかわり」が止まらない状態に陥ります。

まぁ、「本数を多く保持したい」というコレクション的な要望であれば、やむなしです。

 

万年筆ってそういうものなので、選び方は自分が納得したものを買う、以外にありえません。

そんな中ではありますが、万年筆選びの際に参考になればと、いくつかおすすめの万年筆をお伝えします。

 

趣味の文具箱」という万年筆好きなら読んでいるだろう雑誌の中で、何回も1位を取っている一品です。

これさえ買えば間違いない!という定番です。

書き心地も良く、所有欲も満たしてくれるので、基本的には何も不自由がなくなるはずです。(かつ金額もモンブランに比べれば安価)

 

ただし、外国産の万年筆のため、字幅はEFであっても国産のFもしくはMくらいのものになります。そのため、細かい字を書きたい人は、これを購入しても次の1本は止まらないでしょう。

 

そのため、細かい字を書きたい人向けには以下の万年筆をおすすめします。 

見た目も高級感があり、国産なので比較的安く、かつ細字がばっちり出ます。

ただし、装飾等はやはりペリカンには劣るので、所有欲という意味では少し物足りなさが出る可能性があります。

 

 

それでは物足りない!という人は、以下の万年筆はいかがでしょうか。 

金額は上がってしまいますが、ペン先はバイカラー(2色)で見た目も高級感があり、定番な色合いです。

ただし、本来であれば柔らかいペン先なので太字の方がフィットしますが、あえてEFやFを使うのもありかと。

 

なお、伊東屋のような大量に種類が揃っているお店に行って選ぶのが正直一番無難です。

店員さんも非常に詳しいので、その方たちに聞いて、実際に書いてみて購入してください。(試し書きの際には、必ず自分が普段使っている紙を持っていってください。)

 

本文の途中で書いたように、万年筆は嗜好性の強いもののため、一般的な法則は当てはまりにくいです。だからこそ、後悔の無いように自分がどんなものを求めているのかをしっかりと見極めてから、購入することをおすすめいたします。

 

では。

 

==2020/1/31追記==

プラチナ万年筆の”出雲”という万年筆を購入しました。

よかったら、以下のエントリから、どんな万年筆なのかを見てもらえればと思います。 

dewahisashi.hatenablog.com